(CNN 12月13日)
犬も人間と同じように、公平を重んじるらしいという研究結果を、
ウィーン大学の研究チームが米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表。
研究チームは、「犬のストレスを避けるためには、
平等な扱いを心がけた方がいい」とアドバイス。
実験は、同大の研究所で飼育している犬のうち29頭を使い、
2頭を1組にして並ばせて「お手」をさせた。
1頭だけにご褒美の餌を与え、もう1頭には何も与えなかった場合、
餌をもらえなかった方は以後お手をしなくなり、
そっぽを向いてしまうことも。
2頭とも餌を与えた場合や、1頭のみで実験して餌を与えなかった場合は、
反応に変化はなかった。
同じような反応は霊長類でも報告されているが、
犬は霊長類と違ってご褒美の内容にはこだわらないらしいことも分かった。
もらえる餌がソーセージでもパンでも、犬の反応は変わらなかった。
霊長類の場合、ご褒美の内容が不公平だと判断すると、
餌を拒絶することもあるが、犬は拒否はしなかった。
犬にとって大切なのは、ご褒美をもらえるかどうかであって、
好みは二の次になるのだろうと推測。
不公平なご褒美は拒否するという代償は好まないようだと解説。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812130001.html
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