2008年12月7日日曜日

分子モーター:配送のしくみ、東大・広川教授ら解明

(毎日 11月30日)

最長1メートルに及ぶ神経細胞の末端まで、
必要な物質を的確に選別して運ぶ仕組みを、
東京大の広川信隆教授(分子生物学)らが解明。

細胞内の運び屋「分子モーター」に、配送票のようなたんぱく質がくっついて
「積み荷」をより分け、目的地に着くと、
このたんぱく質が分解されて積み荷が降ろされる。

広川教授らは、エネルギーを生み出すミトコンドリアなどが
末端に届く仕組みを調べた。

その結果、これに使われる分子モーターは「KIF1A」、「KIF1Bβ」の2種類、
「アダプター」となるたんぱく質「DENN/MADD」がくっつき、
小胞膜のたんぱく質「Rab3」と選択的に結合することで、
積み荷が選ばれることが分かった。
細胞末端に着くと、Rab3が加水分解されて結合が外れる。

広川教授は、「アルツハイマーなどでは、細胞内の輸送が遅くなる。
輸送機構の解明が、神経機能の活性化や治療法開発につながるはず」
英科学誌「ネイチャーセルバイオロジー」電子版で発表。

http://mainichi.jp/select/science/news/20081130ddm016040018000c.html

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