2008年12月8日月曜日

タンパク質が細胞膜を修復 筋ジス発症に関与か

(共同通信社 2008年12月1日)

筋肉の細胞膜が炎症などで損傷した際に、
MG53と呼ばれるタンパク質が膜を修復する役目を担っているのを、
京都大の竹島浩教授らのチームが突き止め、
英科学誌ネイチャー・セル・バイオロジー電子版に発表。

MG53をつくる遺伝子が働かないマウスでは、
筋肉が次第に萎縮する筋ジストロフィーに似た症状が起きた。
竹島教授は、「人の筋ジスにも、この遺伝子が関係している可能性がある。
新たな治療法研究につながるかもしれない」

チームは、筋肉の細胞膜近くにあるMG53に着目。
これをつくる遺伝子を欠損したマウスは正常に生まれるが、
次第に筋肉が貧弱になった。
MG53には損傷した膜を修復する能力があり、
欠損マウスは修復力が落ちていた。

竹島教授は、「今後は原因不明の筋ジス患者の遺伝子を解析し、
MG53との関係を調べたい」

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=83969

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