(共同通信社 2008年12月3日)
入社以来、内視鏡の開発を担当してきた。
当初は、「カメラ開発を希望していたこともあって、何の知識も持ってなかった」
2005年、国内メーカーで初めてカプセル型の内視鏡
「エンドカプセル(小腸用)」を海外で発売。
日本では今年10月に発売にこぎ着けた。
内視鏡の形や機能は、日進月歩で開発が進んでいる。
先端にレンズの付いた管をより細くして、
患者の負担が減るよう研究開発が続いてきた。
究極は、飲み込むだけのカプセル型内視鏡だ。
その案自体は、20数年前からあった。当時は実現できる技術がなかった。
開発したカプセル内視鏡は外径11ミリ、長さ26ミリ。
それ自体は動かない。
小腸はぜん動運動があり、小腸の直径がカプセルよりも少し大きいため、
腸壁の隅々まで撮影できると考えた。
リアルタイムで映像が見えて、1秒間に2枚、計約6万枚を撮影して
無線で受信装置に送信する。
「自分の仕事が人の命を救うことに役立っている。やりがいを感じます」
今は、病気になる数や患者数が多い胃や大腸に使えるカプセル内視鏡や、
病変を識別できる特殊な光線を研究。
「苦痛なく検査できる機器が増えている。
早期発見、早期治療のためにも、
内視鏡検査がもっと身近なものになってほしい」
49歳。新潟市出身。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=84232
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