(2009年2月17日 共同通信社)
富山県は、人工交配で良質な無花粉スギを種子から大量生産する
技術を確立、2014年までに苗約2万本を出荷できると発表。
県森林研究所は、「全国に普及すれば、将来的に花粉症の減少が期待できる」
これまで、14年までに100本程度とされていた。
研究所によると、1992年に県内で発見した無花粉スギと、
「精英樹」と呼ばれる良質なスギを人工交配。
選別を繰り返し、「優良無花粉スギ」を作り出した。
このままでは花粉がないため受粉できず、種が得られない。
全国の精英樹の中から、無花粉スギができる遺伝子を持つものを選び、
その花粉と優良無花粉スギを交配、
約5割の確率で無花粉スギの種ができるようになった。
富山県は新潟、石川両県と共同で別に無花粉スギを開発。
無花粉スギでは、挿し木による増殖方法が中心で苗木の成育に時間がかかり、
14年までに出荷できるのは100本程度。
スギが木材として使える大きさに成長するには約30年かかり、
全国で年間約1700万本が植林されている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/2/17/91936/
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