(2009年2月23日 読売新聞)
がんを抑える新たな遺伝子を、国立がんセンター研究所の
大木理恵子研究員らが発見。
がんの新しい治療法や診断法の開発につながると期待。
米科学誌セルに掲載。
肺がんなど多くのがんの細胞では、がん遺伝子「Akt」が活性化し、
異常な細胞増殖を起こす。
研究チームは、代表的ながん抑制遺伝子「p53」が機能する仕組みを
調べる過程で、これまでどのような働きがあるかわからなかった
遺伝子「PHLDA3」に注目。
この遺伝子から作られるたんぱく質は、Aktたんぱく質の活性化を抑える
働きがあることを明らかにした。
肺がん細胞の多くは、PHLDA3遺伝子が欠損しており、その結果、
Aktが活性化し、がん化に結びつくこともわかった。
大木研究員は、「PHLDA3たんぱく質と同様の働きをする薬剤を開発すれば、
新しいがん治療薬となる可能性がある」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/2/23/92324/
0 件のコメント:
コメントを投稿