(2009年8月11日 WebMD)
テレビを観たり、コンピュータを使用したり、ビデオゲームをしたり、
「画面に向かう時間」が多すぎると、幼い小児の血圧が上昇する
可能性があることを示している。
肥満、体重超過の小児でなくても、これは本当であると、
『Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine』8月号で報告。
研究者らは、3~8歳の小児に、座ったままの行動と血圧上昇が
関連することを見出した。
この知見は、小児のメディア視聴時間の増加が、
以前に考えられていたよりもはるかに小児の健康に悪い
可能性があることを示唆。
Joe Eisenmann博士は、ミシガン州立大学の運動学科の教授、
アイオワ州立大学David Martinez-Gomezのかつての同僚である。
「座ったままの行動が肥満と関連すること、
肥満が高血圧と関連することは、以前の研究でわかっていたが、
それらの行動を血圧上昇と直接関連づけたのは最初」
座ったままの活動を、どのくらい時間行っているかを調べるため、
動きを測定する加速度計を、小児に装着させた。
小児の親は、小児がビデオゲームをしたり、テレビを観たり、
絵を描いたり、座っていたり、ほとんど身体を動かす必要のない
活動をして過ごした平均時間を報告。
小児が座ったままの活動をした時間は、1日に平均5時間、
画面に向かっていた時間は平均1.5時間。
米国小児科学会では、小児が画面に向かう時間を、
1日に最大2時間までに制限するよう、親に勧告。
研究者らは、テレビを観たり、コンピュータを使用したり、
ビデオゲームをした時間が最も少なかった小児は、
画面に向かう時間が最も多かった小児よりも、
血圧レベルがはるかに低かった。
他の形の座ったままの活動は、血圧上昇と有意な関連がない。
Eisenmann博士は、「画面に向かう時間が多過ぎるとき、
発生する他の因子も、小児における座ったままの行動と
血圧上昇の発現との関連を検討する際に考慮すべき」
「テレビを観るとき、健康に悪いスナックをつまむことが多く、
睡眠に悪影響を及ぼすストレス反応につながる」
高血圧が、米国の小児において増加している。
画面に向かう時間を1日2時間以内に制限し、
毎日60分以上の身体活動によってバランスをとることを推奨。
http://www.m3.com/news/SPECIALTY/2009/8/11/105644/
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