(日経ヘルス 8月11日)
小林製薬は、杜仲茶に含まれる杜仲葉配糖体を配合した
食品の摂取により、内臓脂肪だけでなく、
皮下脂肪も減少させる効果があることを、
成人男性を対象にした臨床試験で確認。
日本杜仲研究会第4回定期大会で発表。
試験は、内臓脂肪型肥満の成人男性27人を2群に分けて実施。
CTスキャンで測定、内臓脂肪断面積が100cm2以上を対象。
試験の実施期間は2カ月。
片方の群には、杜仲葉配糖体を配合したサプリメントを
毎日とってもらい、もう片方の群には杜仲葉配糖体を含まない
偽サプリをとってもらった。
摂取期間前後で、体脂肪率、CTで皮下脂肪断面積と
内臓脂肪断面積の推移を調べ、それぞれ比較。
その結果、杜仲葉群では、体脂肪率、内臓脂肪断面積が
摂取前に比べ、有意に減少。
皮下脂肪断面積は、偽サプリ群では摂取前に比べ、15.5cm2増、
杜仲葉群は25.7cm2と有意に減少。
同社は、試験に用いた杜仲葉配糖体の量を非公表。
同社では、ラットを対象にした実験で、杜仲葉配糖体の主要成分
「アスペルロシド」による内臓脂肪減少効果を確認。
皮下脂肪の減少も、「アスペルロシド」による効果ではないかと考え、
詳しいメカニズムについては現在研究中。
今後も、杜仲葉による生活習慣やメタボリックシンドロームの
改善効果の解明を図っていく。
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20090811/103689/
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