2009年11月6日金曜日

定年退職後の仕事は健康維持につながる

(2009年10月28日 WebMD)

定年退職後も仕事を続ける人は、
完全に仕事をやめてしまう人よりも疾患と機能的制限が少ない。

パートタイム、自営業の仕事を「bridge employment」と定義、
これが一般に定年後の健康維持に良い効果をもつ。
『Journal of Occupational Health Psychology』10月号に掲載。

現役時の業務に関連する仕事を、定年退職後に見つけた人は、
仕事を完全にやめて引退した人より、良好な精神的健康状態。
金銭的問題を抱える定年退職者は、
定年後に現役時とは異なる分野の仕事に就く可能性が高い。

メリーランド大学のYujie Zhanらは、
米国立老化研究所(NIA)をスポンサーとする
全米Health and Retirement Studyのデータを分析。
試験開始時、51~61歳の参加者12,189名のデータを使用。

参加者は、1992年から2年に1度、健康状態、経済状況、雇用歴、
仕事、定年退職後の生活に関する面接調査。
定年退職前の身体的・精神的健康状態、年齢、性別、学歴、
金銭上の総資産を考慮の上、検討。

結果、「bridge employment」で働き続ける定年退職者は、
働くのをやめた人に比べ、重大疾患と機能的制限が少なかった。
精神的健康状態の改善が認められたのは、
現役時の職業に関連する仕事に就いていた人のみ。

「現役時と異なる分野で働く人は、それを希望したわけではなく、
そのように働かざるを得ない状況に」
メリーランド大学のMo Yangは、
「こういった状況下では、定年退職者が『bridge employment』の
恩恵を享受するのは困難」

適切なタイプの「bridge employment」を選択することが、
定年退職者をうまく、良好な身体的・精神的健康状態で
完全引退生活へと移行させるのに役立つ。

ベビーブーム世代の大量退職による労働力不足を懸念する
雇用主は、定年退職者が利用できる雇用選択肢を検討してもよい。
「bridge employment」は、定年退職者を重大疾患や
日常生活機能の低下から守るのに役立つ可能性がある、と結論。
働くことに伴う身体・精神活動の増加が、このような効果を生む。

完全な引退は、多くの定年退職者にとって、
社会的接触、日常活動の大幅な減少に。
重大疾患、加齢に伴う日常生活機能の低下に対し、
抵抗力が弱まっている可能性がある」

J Occup Health Psychol. 2009 Oct;14(4):374-89.
Bridge employment and retirees' health: a longitudinal investigation.
Zhan Y, Wang M, Liu S, Shultz KS.

http://www.m3.com/news/SPECIALTY/2009/10/28/110031/

0 件のコメント: