(岩手日報 1月27日)
釜石市の市郷土資料館(佐々木寿館長)に、
市内企業が開発したまきストーブが設置。
ビニールハウスでの使用を見込んで、
農家向けに開発された製品。
公共施設など、広いスペースの暖房にも有効と考えた企業が
無償提供し、ひと冬、実用のための試験。
ストーブは、石村工業(石村真一社長)が開発。
鉄製で、高さが約140cm、重さが150kg。
本体の上に、まきを投入する円筒(直径約50cm)を
斜めに取り付けた。
この微妙な傾斜が、効率の良い燃焼のポイント。
長さ1mほどの丸太(直径10~20cm)を垂直に数本
入れることで、8時間以上連続で燃焼し、
手間が掛からないのが利点。
下から徐々に燃えていくため、一定の燃焼が保たれる仕組み。
丸太は、釜石地方森林組合(曽根哲夫組合長)が、
間伐材を無償提供。
同館はこれまで、同じ場所に石油ストーブを置いていた。
石村社長は、「燃費は3分の1以下になると試算。
焼き芋もできる。
いい試験結果が出ることを期待したい」と結果を待つ。
同館は天井が高く、暖房設備も不十分で、
冬場の寒さは悩みの種。
佐々木館長は、「入館者が、『寒い』と入り口で引き返したことも。
ゆっくり見学できる快適な空間がつくれる」と感謝。
同館は、午前9時半から午後4時半まで。火曜日休館。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100127_11
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