(岩手日報 4月3日)
県は2010年度、「80歳で自分の歯が20本(8020)」を目指し、
親子の歯科保健を支援する「8020推進サポーター」を1千人養成。
保健活動の経験者らを対象に、歯科の基礎知識を学ぶ研修を実施。
ボランティアで、地域の子どもたちの虫歯予防に取り組んでもらう。
サポーター養成事業は、県が県歯科医師会(箱崎守男会長)に委託。
各市町村の母子保健推進員や食生活改善推進委員、
8020達成者ら、歯と健康に知識や経験のある人材を対象に
研修会を開き、受講者に認定証を交付。
サポーターは、学校や保育施設への出前講座、
歯科イベントなど親子がそろって学ぶ機会を設け、
▽親による仕上げ歯磨き習慣
▽歯間ブラシの活用
▽正しい食生活
▽歯科検診の受診―など
家庭での取り組みを後押し。
県は、10年度当初予算に関連事業費として2050万円を計上。
県歯科医師会は、研修カリキュラムの策定や参加者の募集などを行い、
夏ごろにも各地で養成を始める。
県の健康いわて21プラン(01~12年度)では、
20本以上の歯を持つ65歳以上の高齢者の割合を、
1999年の11・8%から20%以上に引き上げる目標を掲げ、
幼少期の虫歯予防を重点に据えている。
県歯科医師会によると、近年の子どもは軟らかい食事の影響で、
かんだり、のみ込む力が弱まっているほか、
核家族化や地域の人間関係の希薄化などにより、
虫歯予防の習慣づけが十分になされない傾向。
同会の前川秀憲常務理事は、
「保健の知識や経験のある人材は、各地にたくさんおり、
歯科の基礎を学んでもらうと大きな力に。
子どもの歯科保健を、地域全体の取り組みにしたい」と成果を期待。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100403_11
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