(日経ヘルス 3月25日)
生チーズといった乳製品や母乳に含まれる
多機能たんばく質のラクトフェリンに、内臓脂肪細胞の
脂肪分解促進効果があることがわかった。
ライオンの研究開発本部と京都府立医科大学などの
研究グループが発表。
同社は、ヒト試験などでラクトフェリンが内臓脂肪内臓を
減少させるという結果を発表。
実験では、生体内の反応をDNAレベルで解析する
ニュートリゲノミクス技術などを活用。
ラットの腸管膜から採取した成熟脂肪細胞を使って分析、
ラクトフェリンの添加量が多くなるほど、脂肪が分解後、
生成される成分のグリセロールも増加することを確認。
脂肪分解関連遺伝子を解析、脂肪の分解を促進する酵素、
リパーゼの働きを阻害するたんぱく、ペリリピンの遺伝子発現を、
ラクトフェリンが低下させている可能性。
「ポリフェノールなどにも、脂肪の分解促進の作用はあるが、
ラクトフェリンはそれを上回る有意性が確かめられた」、
ライオン研究開発本部の村越倫明主任研究員。
ラクトフェリンを使った商品には、「ラクトフェリン」、
植物由来のラブレ菌を配合した「ラクトフェリン+ラブレ」、
ラクトフェリンに関する発見に、
「サプリメントのほか、今後も多方面への展開を見込んでいる」
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100325/106439/
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