(2010年8月13日 共同通信社
英カーディフ大学を中心とする国際研究チームは、
アジア諸国や英国で、どんな抗生物質も効かない
細菌の感染者がいることを突き止め、
11日発売の英医学専門誌ランセットに発表。
この細菌は、NDM―1と呼ばれる新しい遺伝子を持ち、
現在、最も強力といわれるガルバペネム系抗生物質にさえ
耐性を示す。
研究チームは、07~09年にインドの病院と英国の医療機関の
患者から採取された細菌の中から、この遺伝子を見つけた。
調査の結果、インド南部のチェンナイで44人、
北部のハリヤナで26人、英国で37人、
その他バングラデシュやパキスタンなど他の地域で
計73人の感染者が見つかった。
研究を指導したカーディフ大学のウォルシュ氏によると、
英国の患者は、インドやバングラデシュなどで美容整形手術を受け、
各国から治療費の安いアジア諸国を訪問する人が
増えることにより、抗生物質が効かない細菌が
世界中に広がる恐れがある。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123991/
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