(2010年8月16日 読売新聞)
猛暑の中でウオーキングする時、熱中症を防ぐために、
中高年は若い世代の1・7倍の水分補給が必要なことが、
滋賀県立大学の寄本明教授(運動生理学)の調査でわかった。
寄本教授は、年代の異なる約200人を対象、
様々な温度や湿度でウオーキングした時の発汗量を測定。
熱中症予防には、発汗量の8割の水分補給が必要、
1時間のウオーキングに求められる水分量を計算。
その結果、中高年(40~79歳)は汗をかきやすく、
35度以上の猛暑では、男性は1060ml、女性は890mlの
水分を必要とすることがわかった。
18~39歳の男性の620ml、女性の520mlに比べ、
それぞれ1・7倍。
寄本教授は、「中高年のウオーキングは、若者のジョギングに
相当するような発汗をもたらす。
目安の量を何回かに分け、こまめに補給してほしい。
暑さが厳しい時は、運動を中止するべきだ」
健康のため、長い距離を歩くウオーキングは、
中高年を中心に約4000万人が取り組んでいると推定、
夏も多くの大会が開かれている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124047/
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