(2010年7月27日 共同通信社)
日本人の2009年の平均寿命は、
女性が86・44歳、男性が79・59歳で、
4年続けて過去最高を更新したことが、
厚生労働省が公表した「簡易生命表」で分かった。
女性は、08年より0・39歳延び、25年連続世界一。
男性も0・30歳延びたが、08年の4位から5位に。
4位より下になったのは、1973年以来36年ぶり。
男女差は6・85歳、昨年より0・09歳広がった。
厚労省は、「がん、心疾患、脳卒中という日本人の三大死因と
肺炎の治療成績が向上したことが主な要因。
インフルエンザが大流行しなければ、今後も寿命は延びるだろう」
男性が下がった理由は、
「ほかの国も、寿命が延びた相対的なもの」
女性の2位は、香港86・1歳、3位はフランス84・5歳。
男性は、1位がカタール81・0歳、2位が香港79・8歳、
3位はアイスランドとスイスが79・7歳。
09年に生まれた赤ちゃんが75歳まで生きる割合は、
男性71・9%、女性86・5%、
95歳まで生きるのは男性8・2%、女性23・7%と試算。
09年のゼロ歳児が将来、三大死因で死亡する確率は、
男性54・65%、女性51・84%。
がんの比率が、男女とも最も高い。
三大死因が克服されれば、男性の寿命は8・04歳、
女性は6・99歳延びると推定。
※簡易生命表
年齢別の「平均余命」や、がんや心疾患といった死因ごとの
死亡確率について、厚生労働省が毎年公表している指標。
日本人の推計人口や人口動態統計を基に、
その年の死亡状況が今後も変わらないと仮定して計算。
ゼロ歳児の平均余命は、日本人の平均寿命を表す。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/27/123307/
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