2010年9月6日月曜日

岩手県立地域診療センター無床化 空きスペースを特養ホームに 花巻市長

(2010年8月26日 毎日新聞社)

県立大迫地域診療センター(花巻市大迫町)の無床化問題で、
花巻市の大石満雄市長は、入院病床の空きスペースを
特別養護老人ホームとして活用することを決めた。

地元住民との懇談会で、特養構想が大勢を占めたため。
今後は、住民主体で社会福祉法人を設立し、特養開設を目指す。

無床化を巡っては、市が09年12月に
民間介護老人保健施設の併設案を提示したが、
住民の間で賛否が割れ、結論を出せなかった。

その後、特養構想が浮上。
特養に常勤医を置く必要はなく、診療センターとの役割分担も
期待できるため、多数の住民がセンター存続に有効だと判断。

懇談会では、「診療センターの存続を前提に、就労の場が増えるから
特養の方が良い」と賛成意見が目立った。
「老健も特養も、医療問題の解決につながらない」と反対の声もあったが、
大石市長は、「診療科目の維持は、責任を持って県と交渉を続ける。
特養を設置する方向で、お願いしたい」と協力を求めた。

特養設置を目指す住民団体「特養を考える会」の森田敏雄代表は、
「反対の人も含めて意見を出し合い、地域で運営していければ良い」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/26/124533/

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