(日経ヘルス 10月30日)
紅茶ブランド、リプトンを展開するユニリーバ・ジャパンは、
「第4回 リプトン ひらめきIST AWARD」を開催、
紅茶に関する新たな研究結果を発表。
紅茶に含まれるL-テアニンが、脳のリラックス及び覚醒効果のほか、
集中力を高める働きがあることを、複数の研究者が明かした。
静岡県立大学栄養科学研究室の横越英彦教授は、
紅茶に含まれるアミノ酸の一種、L-テアニン(以下テアニン)が、
脳内神経伝達物質の一つであるグルタミン酸と類似していることから、
脳神経への生理作用を持つと推測、実験を紹介した。
マウスでは、神経伝達物質の中でも特に各種の行動や情動の制御に関与する
ドーパミンの放出を顕著に増加させることから、
「血圧や記憶学習機能にも好影響を与える」
人でもテアニンを摂取すると、休息時や集中時に発生する脳波・α波が
増加することから、「紅茶が人にリラクゼーションと覚醒を与える効果がある。
月経前症候群のイライラに関しても、改善効果がある」
横越教授らの研究結果をさらに発展させ、人への試験を発表したのは、
同社のリプトン紅茶研究所研究員ソレーヌ・ナビオスさん。
実際に人に紅茶を飲用してもらい、テアニンが集中力に与える効果を実験。
紅茶を2~3杯摂取(50mg)すると、集中力を要する各種テストの正解率が上がった。
被験者の自己診断においても、「集中力が増した」との回答が得られた。
ソレーヌさんは、「紅茶がα波に作用し、脳の集中力を改善する働きがある」
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20081030/102806/
0 件のコメント:
コメントを投稿