(読売 11月21日)
産業技術総合研究所(産総研)が開発したアザラシ型の癒やしロボット「パロ」が、
デンマークの高齢者福祉施設約40か所で導入。
デンマーク技術研究所(DTI)が発表。
日本のハイテク技術を使った「ロボットセラピー」が、
海外で本格的に実施されるのは初めて。
DTIは、「年内に約40か所、2010年までに500か所での導入を目指す」。
パロは、05年に製造・販売がスタート。
これまで約1000体が生産され、日本では個人がペット代わりに購入したり、
老人ホームで導入されたりしてきた。
欧米では、認知症のお年寄りのケアにペットを活用する
「アニマル・セラピー」が盛んで、DTIは昨年からパロでも
同様の効果があるかどうかを確認する実験を続けてきた。
その結果、認知症の患者がパロと接することで気持ちが落ち着いたり、
表情が豊かになったりする効果が確認されたため、導入を決めた。
今後、DTIと産総研は共同で、お年寄りのケアに役立てながらデータを集め、
パロのセラピー効果を高める研究を進める予定。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081121-OYT1T00403.htm
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