(共同通信社 2008年11月27日)
緑茶に含まれるカテキン成分を酵素の力で安定化し、
がん細胞の増殖を抑える作用を強めることに成功したと、
京都大の松村和明特任助教らのチームが発表。
カテキン成分に、抗がんや抗ウイルス作用があるのは知られているが、
化学的に不安定なため体内で分解されやすく、
医薬品としての応用に課題があった。
正常な細胞に対する毒性がほとんどないのも確認。
松村特任助教は、「将来はカテキンを使って、
副作用が少ない抗がん剤ができるかもしれない」
チームは、カテキンの主成分に酵素を使って脂肪酸をくっつけると、
分解されにくく細胞内に取り込まれやすい構造になることを発見。
がん細胞を移植したマウスに、カテキン成分を投与して1カ月間観察すると、
投与しない場合に比べ、がん組織の大きさが
10分の1程度に抑えられるのを確かめた。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=83692
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