(岩手日報 11月27日)
雫石町の岩手高原スノーパークと雫石、網張温泉の3スキー場は、
「雫石スキーリゾートエリア連絡協議会(仮称)」を設立。
エリア全体の集客拡大を目的に、当面はシャトルバス運行や
共通記念グッズなどについて検討を進める。
同町のスキー場入り込み数は、右肩下がりと厳しい状況が続いており、
事業展開に注目が集まる。
3スキー場の各支配人が発起人となり、夏前から協議を重ねた。
設立総会では経過を報告し、役員を選出する。
事業は、合同安全祈願祭の開催や共通エリアマップの作製などを予定。
シャトルバスの運行や記念グッズ製作などについても検討する。
2年前から始まった「共通リフト券」も、事業を引き継ぐ方向で進める。
雫石スキー場は、約4・5キロのロングコースが魅力で、
岩手高原スノーパークは3場で唯一のナイター営業を実施。
十和田八幡平国立公園内にある網張温泉スキー場は、
原生林を抜ける名物コースを楽しめる。
それぞれの特徴を生かし、連携して集客拡大を目指す。
国有林レクリエーション事業として整備された雫石、岩手高原スノーパークの
両スキー場は、協議会組織の設置を義務付けられる。
連絡協議会の設立に合わせて、個々の協議会を解散し、
一元化した新体制で事業に取り組む。
町内スキー場の入り込み数は、1998―99シーズンの約57万人から、
2007―08シーズンには27万人台まで落ち込んだ。
岩手高原スノーパークが4年前から営業を再開したが、
全体的な客離れに歯止めがかからない。
設立発起人代表のプリンスホテルの芝田昭博東北総支配人は、
「町内の観光資源を十分に生かせるよう取り組み、
東北でもナンバーワンのエリアにしたい」と意気込み。
雫石町商工観光課の広瀬武課長は、
「共通の目標を持つというのが一番の目的。
訪れるスキー客への安心にもつながる」
各スキー場のオープンに先立ち、12月1日には3スキー場合同の
安全祈願祭を、雫石スキー場で初めて実施。
12月12日の同スキー場を皮切りに、岩手高原スノーパークで13日、
網張温泉スキー場では19日に今季の営業を始める予定。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081127_12
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