2008年12月2日火曜日

黄河の水質汚染が深刻化、3分の1は利用不可

(CNN 11月25日)

中国北部を流れる黄河の水の3分の1は、水質汚染が深刻で、
飲料用にも産業用にも適さないとする調査報告を、黄河水利委員会がまとめた。

黄河は、過去数年で工業廃棄物による汚染が深刻化し、
都市開発に伴って水位の低下も進んでいる。
2007年の調査では、西部の青海省から渤海に至る約1万3500キロで、
黄海の水を採取して調査。

その結果、33.8%が国連環境計画の水質基準で「レベル5」以下に該当し、
飲料用にも工業・農業用水にも適さないことが分かった。

家庭用水として利用可能な「レベル1」、「レベル2」の水質と
認定されたのは16.1%のみ。
前年の調査では、レベル5以下は31%、
汚染が深刻化している状況がうかがえる。

黄河の汚染原因は、工業・製造業の廃棄物などが70%を占め、
家庭からの排水や廃棄物は23%。その他が6.4%。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200811250018.html

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