2009年1月9日金曜日

万能細胞で病気を再現 米大学が世界初成功 新薬開発などに期待

(共同通信社 2009年1月5日)

神経難病の患者の皮膚からつくった新型万能細胞(iPS細胞)を
神経に成長させた後、病気のため神経が死ぬのを再現することに、
米ウィスコンシン大のジェームズ・トムソン教授らのチームが成功。

患者由来のiPS細胞を使い、症状の再現までできたのは世界初。
病気の原因解明や新薬開発などの研究で、強力な武器になると期待。
英科学誌ネイチャーに発表。

チームは、運動神経が徐々に減り乳幼児期に死亡することが多い、
遺伝性の重症型脊髄性筋萎縮症(SMA)の男児の皮膚から
iPS細胞を作製し、運動神経に分化させた。

発症していない母親の皮膚からも、同様に運動神経をつくり、
両方を別々に培養して細胞の状態を比較した。

途中までは細胞に差はみられなかったが、約6週間培養を続けると、
患者由来の細胞は数が減り始めた。
「時間の経過に伴い、神経に異常が出ることが明らかになった。
患者の体内で起きるため見えなかった現象を、
試験管内で再現できるようになった」

これまでに米国などで、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの患者由来の
iPS細胞を、特定の細胞に分化させることまでは実現していたが、
症状の再現には至っていなかった。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85792

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