(共同通信社 2008年12月26日)
成人のほぼ5人に1人が、眠るために薬や酒を使うことがある。
厚生労働省が公表した2007年国民健康・栄養調査の結果から、
酒や薬の力を借りて眠る人が増えている傾向がうかがえた。
厚労省は、「ストレスが多いこととの関連が推測され、研究事業に力を入れる」
眠るために、睡眠薬などの薬や酒を使うことがあるかどうかを聞いたところ、
「ある」と答えたのは男性が22・2%、女性が17・4%。
03年の初調査に比べ、男性が2・3ポイント、女性が1・7ポイント上昇。
厚労省が策定した国民的な健康づくりの計画「健康日本21」で設定した
目標「13%以下」を大幅に上回った。
年代別では、男性が50代、女性が20-30代を除いて全世代で増加。
男女とも70歳以上が最も割合が高く、40代も高い伸び。
頻度の内訳では、男性が「常に」10・5%、「しばしば」3・3%、「時々」8・4%。
女性が「常に」7・5%、「しばしば」2・4%、「時々」7・5%。
ストレスについても聞いたところ、
男性の57・9%、女性の63・9%が「ある」と答えた。
▽国民健康・栄養調査
国民の身長・体重のほか、食品や栄養素の摂取状況、食生活や運動など
生活習慣に関する総合的な調査。
厚生労働省が毎年11月実施し、生活習慣病対策などの基礎資料。
全国各地から抽出した約6000世帯を対象にし、
得られた結果から各種の数値を推計。
1952年に「国民栄養調査」として始まり、2003年から現在の名称に。
質問は、喫煙のように毎年継続する項目のほか、
社会状況に応じて数年おきに実施する事項がある。
糖尿病は97年、02年、06年に次ぎ4度目。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85693
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