(岩手日報 2月10日)
県が、県営運動公園陸上競技場の改修をめぐり、
国体の陸上競技などが開催できる1種公認取得を見送ったことを受け、
盛岡広域の県議や各界代表者らは、達増知事らに方針変更を要請。
県側と盛岡市側には、国体の在り方に対する考えに相違があり、
県議会2月定例会では激論が交わされそう。
盛岡、岩手、紫波選挙区選出の県議13人は、
同競技場を第1種公認競技場として整備し、
2016年度開催の岩手国体の開閉会式や陸上競技開催を要望。
達増知事は、「第1種競技場を本県内に2カ所持つことは、財政上難しい。
県営運動公園陸上競技場は2種として維持する」
盛岡市の商工団体や県内の競技団体代表者、
盛岡広域圏の首長ら約20人が同様に要望。
第1種公認の競技場整備には100億円以上かかるとされ、
県は既に第1種公認を受けている北上市の
北上総合運動公園陸上競技場を活用する考え。
県営運動公園陸上競技場は、今回国体施設として整備すれば
国の半額補助が受けられる。
盛岡市も、「応分の負担」として、十数億円を超える費用負担を検討。
谷藤裕明盛岡市長は、「盛岡は宿泊、練習施設が充実しており、
選手は最高の環境で競技できる。
この機会に大規模競技場を整備すれば、Jリーグやラグビー世界選手権の
誘致も可能となり、将来にわたり子どもに夢を与えられる」
岩手国体での天皇杯獲得を目指す県教委は、
財源を選手強化に集中したい考えで、県営運動公園に、
スポーツ医科学を導入したドーム型練習場を整備する方針。
事業費は数10億円に上る見込み。
県教委スポーツ健康課の川口仁志総括課長は、
「天皇杯獲得には、冬場の練習環境改善やスポーツ医科学の導入など、
全競技共通の課題克服が急務。
多くの岩手の選手が全国と同じスタートラインに立つため、
緊急性の高い基盤整備を行いたい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090210_4
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