(サイエンスポータル 2009年2月4日)
世界の風力発電出力は昨年、28.8%増加、
120.8ギガワット(1億2,080万キロワット)に達した、
と世界風力エネルギー協会(本部ベルギー)が発表。
この量は、毎年、1億5,800万トンの二酸化炭素排出削減効果を持つ。
昨年、最も伸びが大きかったのは米国で、前年の50%に相当する
836万キロワットの増加。
総出力は2,510万キロワットとなり、ドイツ(2,390万キロワット)を抜いて世界一。
風力の増加量は、米国で昨年1年間に増えた総発電出力の42%を占め、
3万5,000人の新しい雇用増をもたらした。
米国に次いで伸びが大きかったのは中国で、昨年1年間で630万キロワットの増。
これは4年連続の倍増で、総出力は1,220万キロワット。
ことしも倍増の勢いは変わらず、2010年にはドイツ、スペインを抜いて
世界第2の風力発電国になる。
「中国企業は、2009年には国内だけでなく、日本や英国市場へも参入。
米国へもいずれは」と中国再生エネルギー産業協会。
欧州は、昨年1年間で890万キロワット伸び、総出力は6,600万キロワット。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/0902/0902041.html
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