(東海新報 2月10日)
「笑って健康になろう」をテーマとした市民健康づくり大会が開かれた。
講演会では、落語家の三笑亭夢之助師匠が招かれ、
持ち前の語り口で大ホールは市民らの笑い声に包まれた。
各種測定・相談コーナーにも長い列ができ、
健康を支える日ごろの体調管理に意識を高めていた。
健康づくり大会は、著名人による講演会や各種測定、相談対応などを通して
市民らの健康に対する意識を高めてもらおうと毎年開催。
気仙医師会や大船渡歯科医師団、気仙薬剤師会などが後援、約千人が訪れた。
落語だけでなく、テレビ番組のリポーターや司会など多方面で活躍している
夢之助さんの講演とあって、無料の入場整理券は全てなくなる人気ぶり。
甘竹勝郎市長が、「皆さんが笑って健康で、
素晴らしい人生であることを祈念します」とあいさつ。
夢之助さんは、「普段たまっている疲れを笑いで取り除いてほしい」、
故郷・北海道での暮らしぶり、真打になるまでの下積み時代、
テレビ番組でのエピソードなどを紹介。
テンポの良い語り口で、会場は終始大きな笑い声や拍手に包まれた。
夢之助さんは、普段の生活におけるお喋りの大切さも紹介し、
脳の活性化につながっていると説明。
「楽しい話は楽しく、難しい話は楽しく」と、人前で話すコツもアドバイス。
しゃれやナンセンス、ジョーク、ユーモア、ウイットと、タイプ別に小話を披露し、
笑いを誘いながらスピーチや会話を盛り上げるヒントも紹介。
五文字、七文字の組み合わせによる言葉のリズムが
聞き手に響きやすい点にもふれた上で、
「お喋りする感性を鋭くするには、ストーリー性のある物語を覚えることが大事」
各種測定・相談コーナーが設けられ、体脂肪率や足指力、活力年齢などの
測定が行われ、健康運動指導士が日常生活での運動、食事のあり方をアドバイス。
県臨床衛生検査技師会南部地区技師会による循環動態表示付きの血圧測定では、
動脈硬化の状態を「血管年齢」として表示。
薬剤師による薬相談コーナーでも、家庭での服用時における心配ごとなどを
打ち明ける姿が多く見られた。
http://www.tohkaishimpo.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿