(東海新報 4月3日)
住田町は、今年度から町内産農産物のブランド化を図ろうと、
独自の認証制度をスタート。
制度に登録した生産者の農産物について、
「農薬・化学肥料不使用栽培」、「農薬不使用・化学肥料節減栽培」など
栽培状況や過程に応じた格付けを行い、出荷時にシールを添付。
消費者により安心な農産物を届けるとともに、
安全・安心な農産物の生産拡大につなげたい考え。
国内の一農家平均耕作面積がおよそ1㌶、
中山間地にある同町の平均は約60㌃と狭く、
特色ある農産物生産が求められていた。
食の安全への関心の高まりも受け、18年に町内の専業、兼業農家らで
「安全・安心農業ネットワーク会議」を設立。
極力農薬や化学肥料を使わない栽培の確立を目指し研究を続け、
学校給食への食材供給などを始めている。
認証制度は、安心・安全な農業への取り組みを全町的に拡大させ、
ブランド確立を図ろうとのネライ。
対象は、町内の生産者で農産物は米を除く野菜が中心。
農産物の栽培過程によって金、銀、銅の三種にランク付け。
金の条件は、「化学合成農薬、化学肥料、化学合成土壌改良資材を
使用していない」、銀は「化学合成農薬を使用せず、化学肥料を
県慣行栽培の50%以下に減らしている」、「化学肥料を使用せず、
化学合成農薬を県慣行栽培の50%以下に減らしている」、
銅は「化学合成農薬や化学肥料を県慣行栽培の50%以下に減らしている」
審査は、町農業振興協議会(会長・多田欣一町長)が行う。
シール交付希望の生産者が申請書や栽培計画を提出し、
これを受けた町が町農振協に書類や現地審査を依頼。
結果報告を受けて、生産者に登録通知書を交付。
栽培スタート後、町農振協による現地調査を経てランク付けに至る。
シールは出荷に合わせて交付。
町では、初年度は安全・安心ネット会員を中心に30戸程度の認証を見込み、
産業振興課では、「秋ごろには、認証野菜の第一弾が出荷できるのでは」
問い合わせ、同課安全農業推進係(℡46・3861内線314)
http://www.tohkaishimpo.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿