(毎日 4月1日)
念じるだけで、ヒト型ロボット「アシモ」に特定の動作をさせることに、
本田技研工業の子会社と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、
島津製作所のチームが成功。
念じた時に表れる脳活動パターンの特徴を読み取る技術を応用、
脳に電極などを埋め込む必要がない。
将来は、手足を動かさず運転できる自動車や家事ロボットの
開発につなげたい。
研究チームは、脳波計と近赤外光脳計測装置を使い、
「右手を上げる」、「左手を上げる」、「駆け足」、「舌を動かす」の
4種類の動作を人が念じた時の脳波と脳血流を計測。
各動作に特徴的なパターンを統計的に処理し、念じた動作を判別して
アシモを動かすシステムを開発。
3人の被験者で試したところ、「舌を動かす」と念じると、
アシモが物を食べる仕草をするなど、
約90%の確率で思い通りの動作をした。
しかし現段階では、念じてからアシモが動くまで7~9秒かかる。
脳の活動パターンは個人差が大きいため、念じる人の脳活動パターンを
事前に計測する必要がある。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090401ddm012040047000c.html
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