(読売 4月2日)
平日夜10時以降に寝る幼児は、発達が遅れたり、
アンバランスになったりする危険性が高いことが、
久留米大学の松石豊次郎教授(小児神経科)らの調査で分かった。
子供の睡眠と行動との関係はこれまでも指摘されているが、
幼児期の発達との関連が裏付けられたのは初めて。
松石教授らは、大阪府と三重県で約400人の乳幼児を長期追跡する
「すくすくコホート」調査で睡眠の分析を担当。
生後18か月時点で、手足や視線の動き、言語・認知能力、
社会性などの発達の程度を調べ、睡眠との関係を調べた。
データのとれた298人のうち、59人が発達がやや遅れていると診断。
平日寝る時刻が夜10時より遅い場合、1時間遅くなるごとに、
発達に問題のある幼児の割合が約3倍増。
10時前に寝る場合、寝る時刻と発達に関連は見られなかった。
総睡眠時間や昼寝の回数などと、発達との相関は見られなかった。
松石教授は、「睡眠が原因なのか、発達の問題が睡眠に影響を
与えるのかはまだ分からない。
発達の問題は成長とともに変わる可能性があり、
寝る時間を早くすることで改善するか調べていきたい」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090402-OYT1T00666.htm
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