2009年4月28日火曜日

酔仙酒造・清酒「華の宵」 健康重視しカロリー半分国内初の醸造技術

(東海新報 4月22日)

陸前高田市の酔仙酒造(株)(金野靖彦社長)は、
カロリーを従来品の半分に抑えた国内初の清酒
「華の宵」を新しく発売。
アルコール度数も半分で、健康志向の人や女性でも
楽しめるよう配慮。
気仙の小売店などの店頭に並べられている。
国内産米の原料から見直し、低温製麹を使用することで、
清酒本来のおいしさを残したままカロリーを50%カットに成功。
同社「上撰・酔仙」のカロリー」106キロカロリー(百ミリリットル当たり)に対し、
「華の宵」は50キロカロリー(同)。
他社にもカロリーを抑えた製品はあるが、半分までカットしたものはなく、
この特殊な醸造技術は特許申請中。
アルコール度数も7度以上8度未満と、従来品の15~16度に比べて半分。
スッキリとした軽い飲み口で、ワインのようなフルーティーな味。
今回の商品開発にあたって、新たな消費者を開拓しようと一年前から
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、インターネット調査などを行って模索。
健康志向の高まりに着目。
カロリーに敏感な女性やメタボリックシンドロームなどが気になる人、
お酒に強くない人でも楽しめる商品の開発をスタート、
試行錯誤を繰り返しながら今回の新商品に漕ぎ着けた。
パックやビンのラベルには、ピンクの「華」をあしらい、
女性層の消費を狙ったデザイン。
村上芳郎常務は、「酔い覚めもスッキリしたお酒で、
チーズやサンドイッチなどを食べながら飲むのにもぴったり。
これまでの日本酒のイメージとは違ったものに仕上がった。
どのような料理にも合い、家庭で食事の際に飲んでも悪酔いしない。
将来的には東北、全国へ販売展開していきたい」
1・8リットル入りパック1260円、900ミリリットル入りパック680円、
720ミリリットル入りビン630円、300ミリリットル入りビン315円で発売。
県内の各小売店やスーパー、コンビニなどの店頭で販売。
問い合わせは同社(電話55・3141)へ。

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