2009年5月4日月曜日

「八幡平牛」ブランドに 市牛肉推進協が発足

(岩手日報 4月29日)

八幡平市産の牛肉の消費拡大を目指して、市牛肉推進協議会が発足。
地元で生まれた子牛を地元で肥育し、「八幡平牛」としてブランド化を
図るとともに、市内への流通量を増やし地産地消も進める。

新岩手農協西部営農経済センターでの設立総会には
センター職員、生産者ら約20人が出席。
会長に、田村正彦市長を選出。

本年度は、八幡平牛ののぼりやポスターを製作、
試食会を開いて、おいしさと安心・安全をPRする。

昨年度、市内の和牛繁殖農家は307戸、子牛を育てる肥育農家は6戸。
地元の子牛が、市内で肥育される割合は約一割にとどまり、
協議会は、繁殖から肥育までの「市内一貫生産」をさらに拡大したい。

八幡平市の和牛枝肉の肉質は、5ランク中1、2番目の5等級、4等級が
平均75%と市場の評価は高い。
市内への流通は少なく、「どこで食べられるのか」との質問も多かった。
今後、地元でも味わえるようホテルや小売店への流通量を増加。

同市の食肉総合卸業、肉の横沢の横沢盛悦社長(62)は、
「県外客に空気や自然同様に、八幡平の食を楽しんでほしい。
ブランド化は、生産者をはじめ地域振興へも波及する」

新岩手農協西部地域和牛改良組合の小林辰雄組合長(64)は、
「優良な牛をPRできる。いかに市場を開拓するかが大事」とし、
同農協西部地域肥育牛生産部会の立花貴人部会長(37)は、
「いい牛をつくろうと生産者の励みになる」と歓迎。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090429_7

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