2009年5月6日水曜日

若田さん、ふわり 「宇宙舞踊」に挑戦

(朝日 2009年5月3日)

国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一さん(45)が、
日本の実験棟「きぼう」で、世界初の「宇宙舞踊」に挑んだ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、画像を公開。
若田さんは顔に化粧をし、帝釈天をイメージしたという独特の衣装で、
宙を舞った。

宇宙舞踊は、お茶の水女子大名誉教授の石黒節子さんが考案。
無重量状態を生かし、中国・敦煌の壁画に描かれた飛天や、
法隆寺の聖徳太子の座像をもとに、動きを考えた。
4月30日に実施。

首周りに、長さ約3メートルの「ひれ」がついた白っぽい衣装を着た
若田さんは、顔に銅色系のクリームを塗り、髪形も整えて登場。
機器類を布で覆って、「舞台」に見立てたきぼうの中で、
体をU字に反らして飛んだり、あぐら座で浮いたり、
手にした造花の花びらに息を吹きかけて散らしたり。
予定にはなかったバック転も披露。

石黒さんは、「無重量でしかできない美しい動きがテーマ。
衣装やメーク用品は規制が厳しかったが、
踊りに欠かせないのでこだわった」

化粧品は、資生堂の市販品が中心で、米航空宇宙局の検査を経て、
ISSへの持ち込みが認められた。

http://www.asahi.com/science/update/0501/TKY200905010319.html

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