2009年5月9日土曜日

糖尿病患者が笑って健康に

(2009年4月28日 WebMD)

笑いは、糖尿病患者の心臓に非常に良い効果をもたらす
可能性があることが、新しい試験で明らか。
この試験は、ロマリンダ大学のLee Berkと
オーク・クレスト・ヘルスリサーチインスティチュート
(カリフォルニア州ロマリンダ)のStanley Tanによるもの。

血圧(高血圧症)、コレステロール値(高脂血症)が高い
ハイリスク2型糖尿病患者20例を対象として試験を実施。
すべての患者に通常の治療が行われた。

患者の半数に笑えるビデオを選び、1日に30分以上見るよう指示。
「もっと見たいと思えば見てよいこととした」
患者はTV番組や映画など、自分が笑えると思うものを
好きなように選んだ。
「患者にとって、何が「おかしい」かを検討する必要はなく、
また可能ではなかった」

これらの群を笑い群とし、それ以外の患者を対照群とした。
1年間の試験中、2カ月毎に患者の血液検査が実施。

2カ月後、笑い群の患者では対照群の患者よりも
HDL(「善玉」)コレステロール値が改善。
4カ月後、笑い群ではいくつかの炎症物質の血中濃度が低下。
このパターンは、心血管系疾患リスクの低下を意味すると、
Berk博士とTan博士は指摘。

Experimental Biology 2009の一環、米国生理学会年次総会で発表。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/4/28/96232/

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