2009年5月3日日曜日

コーヒー飲みアルツハイマー病予防?…カフェイン効果に期待

(読売 4月22日)

コーヒーやお茶などに含まれるカフェインに、
アルツハイマー病の予防効果があるとする研究結果を、
森隆・埼玉医大准教授と米フロリダアルツハイマー病研究センターなどが
動物実験からまとめた。

米国で近く患者らにカフェインを投与する臨床試験に入る。
米専門誌に論文が掲載。

物忘れがひどくなるアルツハイマー病は、脳にたんぱく質の
アミロイドベータ(Aβ)が異常に蓄積、神経細胞が死んでしまう。

生まれつきAβが蓄積しやすいマウスに、1日あたり約1・5ミリ・グラムの
カフェインを水に溶かして4~5週間与えた。
人間がコーヒーを毎日5杯ずつ飲むのに相当。

その結果、カフェインを与えないマウスに比べ、記憶力の低下が改善。
記憶にかかわる脳の海馬や大脳皮質では、
Aβが蓄積した「老人斑」の形成が4~5割減少。
カフェインが、Aβを作る酵素の働きを抑えることも突き止めた。

森准教授は、「カフェイン入り飲料は広く飲まれており、
病気の予防や進行抑制の効果を注目していきたい」

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090422-OYT1T00635.htm

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