(サイエンスポータル 2009年9月5日)
総額2,700億円を投じる最先端研究開発支援プログラムの
中心研究者・研究課題30が決まり、内閣府が公表。
中心研究者には、
審良静男・大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長
(研究課題:免疫ダイナミズムの統合的理解と免疫制御法の確立)、
田中耕一・島津製作所田中耕一記念質量分析研究所長
(次世代質量分析システム開発と創薬・診断への貢献)、
外村彰・日立製作所フェロー
(原子分解能・ホログラフィー電子顕微鏡の開発とその応用)、
細野秀雄・東京工業大学フロンティア研究センター教授
(新超電導および関連機能物質の探索と産業用超電導線材の応用)、
村山斉・東京大学数物連携宇宙研究機構長
(宇宙の起源と未来を解き明かす -超広視野イメージングと分光による
ダークマター・ダークエネルギーの正体の究明-)、
山中伸弥・京都大学物質-細胞統合システム拠点iPS 細胞
研究センター長
(iPS 細胞再生医療応用プロジェクト)、
山本喜久・国立情報学研究所、スタンフォード大学教授
(量子情報処理プロジェクト)
など、国際的にも著名な基礎科学者が選ばれた。
「フォトニクス・エレクトロニクス融合システム基盤技術開発」、
「ナノバイオテクノロジーが先導する診断・治療イノベーション」、
「Mega-ton Water System(世界最大の処理能力を有する
省エネルギー海水淡水化水処理システム・下水処理システムの確立)」、
「がんの再発・転移を治療する多機能な分子設計抗体の実用化」、
「高性能蓄電デバイス創製に向けた革新的基盤研究」など、
中心研究者ないし共同提案者に、企業の研究開発者を含む
実用化に重きを置いた中心研究者・研究課題も含まれている。
最先端研究開発支援プログラムは、3~5年間で世界をリードし、
世界のトップを目指す人と課題を選び、
総額2,700億円を投じるプロジェクトとして、
麻生政権下で急に決まった。
中心研究者・研究課題選定に際しては、
民主党から選定作業をやり直すという声があがっている。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/0909/0909051.html
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