(2009年9月9日 共同通信社)
自殺予防総合対策センターは、自殺に至った背景を調査した
43人のうち、10人が自殺までの1年間に
アルコールをめぐる問題を抱えていたことが分かった。
10人全員が40-50代の仕事を持つ働き盛りの中高年で、
自殺時に多量のアルコールを飲んでいた人も4人いた。
調査は、主に2006年以降に自殺した人の遺族に対し、
自殺に至った経緯や心理状態について昨年聞き取りした。
アルコール依存症や、不眠のため寝酒の習慣があった人が10人。
1日当たりの平均飲酒量は、日本酒換算で3・5合。
離婚や借金などの問題を抱えている人も。
43人のうち、精神科に通っていた人が20人おり、
うつ病とアルコール問題が併存していたケースもあった。
厚労省の統計では、08年の自殺者数(概数)は3万197人、
2年連続で3万人を超えている。
調査したセンターの松本俊彦・自殺実態分析室長は、
「自殺の危険因子をどう見つけるのかが重要。
アルコールやうつ病の問題に、地域や会社もかかわっていくことが必要」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/9/9/107314/
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