2009年9月15日火曜日

アルコールが運動の動機付けになるか?

(2009年9月8日 WebMD)

定期的に飲酒をする人は、飲酒をしない人よりも運動量が多い
可能性があり、酒量が多いほど運動量が多いことが
新しい研究で明らかに。

考えられる動機付けは、アルコールを摂取する人は、
アルコールにかなりのカロリーがあることを認識、
摂取したカロリーを消費するために運動する」と
本研究の著者、マイアミ大学のMichael T. French。

「乱用ではなく、アルコールを摂取する人は、
生活のバランスをとることに関心が高い可能性がある」

米国人230,000人を対象とした年1回の電話調査、
2005 Behavioral Risk Factor Surveillance Systemの
データを分析、飲酒と中強度~高強度の運動との
「統計的に強力な関連」を見出した。
『American Journal of Health Promotion』9/10月号に掲載。

1)1週間あたりの運動時間は、飲酒をしない人と比べ、
飲酒量が少量の人では5.7分、中程度の人では10.1分、
多量の人では19.9分長かった。

2)1週間あたりの運動時間は、飲酒をしない人と比べ、
飲酒をする女性では7.2分長く、男性では5.5分長かった。

3)男女とも、飲酒と高強度の運動を行う割合の約10%増加との
関連が認められた。

飲酒をしない人とは、調査前30日以内に飲酒しなかった人。
飲酒をする人は、過去30日間に摂取したアルコール飲料の
杯数に基づいて、以下のように少量、中程度、多量飲酒者に分類:
・少量飲酒者   女性:1-14杯、男性:1-29杯
・中程度飲酒者 女性:15-45杯、男性:30-75杯
・多量飲酒者   女性:46杯以上、男性:76杯以上

「この研究は、運動内容を改善するために酒を利用せよ、
という意味ではない」
多量の飲酒に関連する健康問題は、長時間の運動の利益よりも
深刻であると付言。

「責任ある」飲酒は有益である可能性が示唆される、とFrench博士。

alcohol-a-motivator-for-exercise

http://www.m3.com/news/SPECIALTY/2009/9/8/107294/

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