2009年11月12日木曜日

お肌の弾力取り戻せる?たんぱく質の働き解明

(2009年11月4日 読売新聞)

皮膚や動脈などのしなやかさを作るのに欠かせない
たんぱく質の働きを、関西医大の中邨智之教授、
京都大医学研究科の堀口真仁助教らが解明。

皮膚の弾力を取り戻す薬、動脈硬化を治療する薬など、
老化防止や美容に役立つ技術開発につながる可能性。
米科学アカデミー紀要電子版に発表。

動脈などにある「ファイブリン4」というたんぱく質が、
組織を伸び縮みさせる「弾性線維」を作るのに必要。

遺伝子操作で、ファイブリン4が通常の8%しかできない
マウスを作り、大動脈瘤ができ、動脈の伸縮性も悪かった。

ファイブリン4は、弾性線維の材料となる別のたんぱく質同士の
結合に必要な酵素に働きかけ、正常な弾性線維を作るのを助けた。

Proc Natl Acad Sci U S A. 2009 Nov 10;106(45):19029-34.
Fibulin-4 conducts proper elastogenesis via interaction with cross-linking enzyme lysyl oxidase.
Horiguchi M, Inoue T, Ohbayashi T, Hirai M, Noda K, Marmorstein LY, Yabe D, Takagi K, Akama TO, Kita T, Kimura T, Nakamura T.

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/11/4/110477/

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