2009年11月13日金曜日

緑の街へ高い関心 盛岡市・市民意識調査

(岩手日報 11月9日)

盛岡市民は、緑化や地域の公園・緑地について
高い関心を持っていることが、同市が実施した
第18回市民意識調査で明らかに。

市街地の緑化について、「公園・街路樹などの整備・緑化」に
重点を置くべきだと考える市民が72・9%、
緑化推進や維持管理などで、
「企画段階から、市民と企業が参加して進めていくべき」と
答えた市民も36・9%。
市民の高い緑化意識を、市が今後まちづくりの施策に
どう反映させるか課題。

同調査では、市街地の緑化の重点について、
「公園・街路樹などの整備・緑化」の72・9%が群を抜き、
「河川敷や堤防などの緑化」42・6%。
「商店街等のハンギングバスケットなどによる緑化」は12・3%。

緑化の推進や公園・緑地などの維持管理について、
「企画にも市民と企業の参加を求めて進めていく」との回答が
最も多く36・9%。
「市民と企業が主体となって企画し、行政が実行の支援を行う」の
19・8%と合わせ、市民の半数以上が地域の緑化や公園の
維持管理に参画しようという積極的な意欲。

市は今春、同市内丸の歴史文化施設整備に伴い、
ヒマラヤシーダなどの樹木の伐採を突然発表。
伐採の是非などをめぐり、緑化事業に伴う市民参画の在り方に
ついても、市民の議論を呼んだ。

岩手大農学部の広田純一教授(地域計画)は、
「企画から参加したい、という市民の意欲の高さに驚いた。
花や緑に対しての関心も高い。
今後、市民が具体的に参加できるような機会を
どのようにつくるかが、課題になるだろう」
 
【18回盛岡市市民意識調査】
7月9~24日、20歳以上の市民4745人に郵送で実施。
有効回収数は2418人。
調査は、複数回答を含む選択式のアンケートで、
訪問販売等による勧誘、環境意識、地域の緑など、
選挙、電子市役所―の5テーマについて計30問を質問。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091109_1

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