2009年11月12日木曜日

岩手国体選手発掘へ 奥州・江刺でスクール開講

(岩手日報 11月9日)

2016年に開催される岩手国体に向けた選手発掘を目指し、
中学生を対象にした
「ウエイトリフティング競技・チャレンジスクール」は、
江刺中央体育館で始まった。
初回は、元五輪日本代表選手を招き、
競技の魅力や奥深さを伝えた。
同市は、重量挙げ競技の会場地に決まっており、
地元選手による盛り上がりと競技人口の拡大を図る。

第71回国民体育大会岩手県選手強化本部と
県ウエイトリフティング協会が主催。
同市内の中学生5人が参加。
ソウル五輪52キロ級日本代表で、
中央大ウエイトリフティング部監督の並木良憲さん(47)
講師に迎え、実技指導を受けた。

同競技のスナッチとジャークのフォームを確認。
並木さんが、「シャフト(棒)を体から離さず、
下半身の力を使って挙げる」と、
中学生に基本の形を何回も繰り返し覚えさせた。

瞬発力が必要な競技で、国際的にも若い世代が台頭する中、
並木さんは、「残念ながら、日本では8割の選手が
高校から競技を始める。
中学生で基本フォームを固めれば、
高校での成長度は格段に上がる」と効果を口にする。

参加した菊池崇人君(江刺東中3年)は、
「高校でも続けたい。
自分を鍛えることで、記録が伸びるのが魅力」と
第一人者の指導を真剣に聞いた。
吉田明日香さん(東水沢中2年)も、
「体をうまく使うと、簡単に挙げられるところが面白い」

同スクールは毎月2回、来年3月まで開催。
来年秋の中学生の全国大会を皮切りに、
インターハイ(11年開催)、国体と大きな大会が同市である。
同協会の大沼慶太事務局長は、
「競技人口のすそ野を一人でも多く広げ、
全国で活躍する選手を地元から育てたい」

問い合わせ、県協会事務局の大沼局長(0197・35・2111内線262)。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091109_3

0 件のコメント: