2009年11月8日日曜日

猊鼻渓・厳美渓1位 韓国人「次に行きたい東北」

(岩手日報 11月5日)

東北旅行の経験がある韓国人で、
「次に行きたい観光地」は猊鼻渓・厳美渓(一関市)が1位―。

東北観光推進機構(仙台市、幕田圭一会長)が行ったアンケート。
2回目以降、有名観光地巡りに飽き足りない意識がうかがえる。
リピーターも増える中、個人旅行への転換が急速に進む
外国人観光客の受け入れ態勢整備が必要。

アンケートは、「韓国・台湾マーケットに関する調査」として、
インターネットで実施。
来日経験がある韓国人331人、台湾人336人から回答、
10月に報告書を関係者に配布。

韓国人で、東北への訪問経験者は53人とサンプルは少ないが、
「訪問してみたい観光地」(複数回答)は、
猊鼻渓・厳美渓が43・4%。
弘前(39・6%)、青森ほか4カ所(37・7%)を抑えてトップ。
平泉・中尊寺は35・8%で、他の2カ所と並んで4位、
盛岡、花巻はともに32・1%、他の3カ所と並んで6位。

訪問経験がある観光地は、
①青森62・3%、②仙台41・5%、③弘前、福島32・1%―など
都市部や有名観光地が多い。

次に訪問してみたいのは、最上峡舟下り(山形県)、
男鹿半島(秋田県)なども上位、
体験型観光や「穴場」を望む意識がうかがえる。

台湾人が訪問してみたい観光地は、青森、十和田・奥入瀬、
仙台などが多く、猊鼻渓・厳美渓は盛岡などと並んで7位。

東北観光推進機構によると、
韓国人の旅行形態は団体やパック旅行から
個人への移行が急速に進む。

畠山広副本部長は、「有名な神社仏閣など、
より五感で伝わってくるものに満足度が高い。
海外個人客を呼び込むには、外国語の案内表記や
二次交通の充実が必要だ」と提言。

げいび観光センターの鈴木真専務は、
「パンフレットや売店の韓国語表記は遅れており、
対応しなければならない。
紅葉や桜の時季だけでなく、年間訪れてもらえる魅力をつくりたい」
と受け入れに意欲。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091105_16

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