(日経ヘルス 12月25日)
睡眠時間を減らすと、食べる量は変わらないのに、
体を動かす量が減ることが実験で確かめられた。
対象は、15人の男性。
通常の睡眠時間(8時間15分)と、少ない睡眠時間(4時間15分)の
場合の身体活動量とエネルギー摂取量を比較。
身体活動量は、腰につけた加速度計で評価。
それぞれの睡眠時間で続けて2日間過ごしたところ、
睡眠時間が少ないと、通常の睡眠時間の場合に比べ、
日中の身体活動量が1日目は13%、2日目は9%減る。
食事はビュッフェ式で、朝食から夕食だけでなく、
おやつが用意され、好きなだけ食べた。
食事からのエネルギー摂取量を分析すると、どちらの睡眠時間でも
ほぼ同じで、睡眠不足は食事量に影響しなかった。
食欲や空腹感にも変化がなく、空腹感に関係したホルモンである
グレリンとレプチンの量も、睡眠時間による違いは見られない。
睡眠不足が重なると、太りやすくなるばかりか、
「肥満や糖尿病、心臓病につながる可能性がある」と
研究者らはいっている。
(Am. J. Clin. Nutr.; 90,1476-1482,2009)
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20091225/105396/
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