2009年12月31日木曜日

妊娠女性の全身数値データベース公開

(サイエンスポータル 2009年12月22日)

妊婦と胎児の体の組織を忠実に再現した
「妊娠女性全身数値データ」が、企業向けに有償で公開。

このデータは、情報通信研究機構と千葉大学が共同で開発、
妊娠女性の体を、約710万もの立方体に細分化し番号を振り、
デジタル表示を可能。
電波が、人体にどのような影響を与えるかを調べる目的で
開発が始まったが、本来の目的以外の医療機器開発や
治療効果の評価、交通事故時の障害の評価、
衣料デザインなど、幅広い分野での研究開発や商品開発に
利用できると期待。

情報通信研究機構は、昨年7月から非営利目的の研究利用にのみ
データベースを提供、企業からの要望が高いことから、
営利目的の利用に対しても提供。

データベースは、妊娠26週の日本人妊婦の平均的体型を模し、
胎児や胎盤などの妊娠女性固有の組織を含む
56種類の組織と臓器に電気定数を設定することで、
電波が妊娠女性の体内にどのように吸収されるかを
高い精度で推定。

電気定数以外の人体特性値を設定することで、
さまざまな分野での利用が可能に。

http://www.scienceportal.jp/news/daily/0912/0912221.html

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