(東海新報 1月28日)
陸前高田市立高田小学校(菅野和枝校長)の
5年生児童71人は、市内の環境学習に取り組み、
その成果をCMとしてまとめた。
13のグループが制作したアイデア豊富な「環境CM」を上映。
各班では、映像を通してごみの削減やリサイクル、
川や沼の水質改善に向け、自分たちでできることをPRし、
実践を誓った。
CM制作と発表会は、総台学習の一環で実施。
児童たちは、家庭や地域単位での環境学習、
市役所市民環境課職員を講師に迎えての勉強会、
グループごとの課題別学習などを経て、
市内の環境問題に理解を深めた。
CM作りは、その成果を発信しようと取り組んだもの。
制作は冬 休み前に行われ、各班の課題別学習のまとめから、
最も伝えたいことを40秒の映像作品にまとめた。
発表会には、5年生児童、同課の大和田正課長補佐も出席。
学年執行部代表の畠山幸大くんが、
「市役所の方からいただいたお話や資料をもとにCMを作り、
改めて環境の大切さを知りました。どうぞご覧ください」とあいさつ。
力作CM13本を公開。
各作品の上映前には、担当した班のメンバーが登場し、
自分たちの学習テーマや見どころを紹介。
CMでは、ごみの削減、生ごみの処理、リサイクル、古川沼の歴史、
節水などを訴え、自分たちでできる対策方法も提案。
「環境を大切にしましょう」、「みんなで古川沼を守っていこう」、
「交ぜればごみ、分ければ資源」といった力強い呼びかけも。
表現方法では、見る側の関心を引きつけるアイデアを活用。
絵やグラフなどの掲示、寸劇を交えたり疑問を投げかける
演出を施し、面白く仕上げた作品も多かった。
全作品の上映を終え、児童たちは「ごみを減らしたり、
リサイクルをしていこうと呼びかけていてよかった」、
「やってみたくなる表現や資料が使われていた。
問いかけをして、みんなを引きつけるものもあり、
いい考えだと思った」、
「自分のグループでは思いつかなかったアイデアで、
CMを作っていた」などと感想。
大和田課長補佐は、「環境問題は難しいが、ごみ処理やリサイクル、
古川沼のことなど全体的に取り組んでくれた。
2月には、学校環境ISO認定を目指し、取り組みを頑張ってほしい」
指導した岡田政志教諭は、「CMを作ることではなく、
学習を通して感じたことをやっていくのが最終目標。
ISO認定を目指して実践し、学習を通して
自分が生まれたまち・高田をたくさん好きになってほしい」
http://www.tohkaishimpo.com/
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