2010年1月24日日曜日

がん悪性化の仕組み解明 新薬で治療の可能性も

(2010年1月15日 共同通信社)

タンパクの構造を制御するのに重要な役割を果たしている
「熱ショックタンパク質」の一種が、がん細胞を悪性化させる
酵素の働きを促進することを、
山下孝之・群馬大生体調節研究所教授=腫瘍学=らの
グループが発見、米科学誌モレキュラーセル電子版に15日、発表。

このタンパク質は、「Hsp90」と呼ばれ、
働きを阻害する新薬の開発が各国で進んでいる。
山下教授は、「こうした薬の上手な使用は、がんの悪性化を防ぐ
新しい治療法につながる可能性がある」

山下教授によると、細胞のDNAはポリメラーゼという酵素によって
正確に複製されるが、ポリメラーゼには不正確な複製を
起こしやすい種類のものもある。

がん細胞は、DNAが不正確に複製される突然変異を
繰り返すことで悪性化し、当初は効果のあった
抗がん剤が効かなくなる場合もある。

研究グループは今回、複製に誤りを起こしやすい
ポリメラーゼのうち、「ポルイータ」と呼ばれるものに注目。
がん細胞を使った研究で、Hsp90がこの作用を促進。

がん細胞で、ポルイータなどの働きが進む仕組みは
これまで解明されていなかった。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/1/15/114395/

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