2010年5月26日水曜日

4人に1人「治療必要」 引きこもり184人を調査

(2010年5月20日 共同通信社)

「引きこもり」に悩み、精神保健福祉センターに相談に
訪れた人のうち、16~35歳の184人について、
厚生労働省研究班が原因を調べたところ、
ほぼ4分の1の49人が、統合失調症などの精神疾患、
「薬物療法などの治療が必要」と診断。

厚労省は、「『引きこもり』とされる人の中には精神疾患と診断されず、
具体的な治療に結び付いていない人がいる恐れがある」
こうしたケースを見落とさず、適切な医療支援につなげるため、
相談機関や家族に向けた新たなガイドラインを同日までに策定。

調査対象となった184人は、社会参加を避けて6カ月以上、
自宅などにとどまっている人、岩手、埼玉、山梨、石川、和歌山の
各県にある精神保健福祉センターを訪れた。

薬物療法などの治療が必要と診断された49人以外の135人の内訳は、
「広汎性発達障害で精神療法的なアプローチが必要」48人、
「適応障害などで心理、社会的支援が必要」51人、
「特定不能な精神障害」1人、
「情報不足で確定診断できず」35人。

新ガイドラインは、引きこもり者への支援について、
当初は個人的に心を開いてもらうことからスタート、
集団療法、就労、就学へと段階的につなげていくことが大切。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/20/120514/

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