2010年5月26日水曜日

肌のかさつき防ぐ機能解明 化粧品、薬品開発に期待

(2010年5月17日 共同通信社)

皮膚細胞のタンパク質が体温に応じて活性化することで、
肌のかさつきを防ぐメカニズムを、

自然科学研究機構生理学研究所の曽我部隆彰助教らの
研究チームが解明、14日発表。
肌荒れや皮膚疾患を改善する化粧品や薬品の開発につながると期待。

研究チームによると、肌の温度を感知する"温度センサー"の
機能を持つことで知られる表皮細胞内のタンパク質「TRPV4」が、
体温が上昇すると活性化。
細胞内にカルシウムを取り込んで細胞間のつながりを強化し、
水分蒸発を防ぐ上、表皮のバリアー機能を高める
働きをすることが分かった。

曽我部助教は、「冬の乾燥肌を防ぐには、肌の温度を保つことが
重要と言えるかもしれない」
研究成果は、米専門誌電子版
(JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY)。

The TRPV4 channel contributes to intercellular junction formation in keratinocytes

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/17/120325/

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