(2010年5月14日 毎日新聞社)
県内の看護師に、「仕事を辞めたいと思うことがあるか」を
尋ねたところ、「いつも思う」、「ときどき思う」を合わせて
8割超に上ることが、県看護連絡会がまとめたアンケートで分かった。
7割超が、「仕事にやりがいを感じている」と答え、
同会は、看護現場の深刻な人手不足が背景。
アンケートは、県内の看護師不足の実情を把握するため
13年ぶりに実施。
規模の大きい16病院(計5110床)で働く看護師を対象に質問、
約半数にあたる1206人が回答。
女性が95・6%を占めた。
看護の仕事について聞いたところ、75・3%は「やりがいを感じている」
と答えたものの、「辞めたいと思わない」は12・0%。
22・7%は、「辞めたいといつも思う」。
「辞めたいとときどき思う」が61・5%、8割以上が辞めたい気持ち。
理由を複数回答で尋ねたところ、割合が高かった順に
▽賃金が安い(51・5%)
▽人手不足で仕事がきつい(49・1%)
▽思うような看護ができず、達成感がない(29・7%)
▽夜勤がつらい(28・1%)。
妊娠を経験した看護師の31・3%が切迫流産になり、
流産したとの回答も9・5%。
同会が3月、県内で実施した別のアンケートで
看護師4257人から寄せられた回答をまとめたところ、
夜勤の1カ月の平均回数は8・3回。
「9回以上」との回答も51・2%。
同会の下村昌子代表(63)は、「1年以内に辞める看護師が1割に。
医療機関の経営者は、こうした実態を踏まえて対応してほしい」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/14/120245/
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