(CNN 5月7日)
海底につないだ凧のようなタービンで、
海流のエネルギーをとらえ、発電に利用する技術の開発に、
スウェーデンの企業が取り組んでいる。
来年にも、試作品のテストを実施、4年以内に実用化する計画。
同国の新興企業、ミネスト社が開発を進めているのは、
「Deep Green」と名付けられた装置。
約12mの羽に、約1mのタービンを取り付け、
海底に100mほどのケーブルで固定。
かじで羽の向きを変えることができ、従来の潮力発電装置に比べ、
小さいのが特徴。
同社によると、実際の海流の速さの10倍に相当する
エネルギーをとらえることができる。
発電容量は、500キロワットになる。
同社のテッド・ローゼンダール最高技術責任者(CTO)は、
「海流の遅い場所やより深い場所など、
これまで潮力発電ができなかった海の利用が可能になる」
同社は、試作プロジェクトに必要な200万ユーロの資金を調達。
北アイルランド・ストランフォード湾でのテスト実施に、めどが立った。
ここは、干満の差が大きい入り江で、
すでに英企業の潮力発電所が稼動。
潮力発電には、水力発電のようなダムを設ける方式と、
風力発電の風車と同じようにタービンを回す方式があり、
ディープグリーンは後者に。
どちらも設備に費用がかかるが、海水の流れは風などに比べ、
安定しているため、有力な代替エネルギー源として期待。
http://www.cnn.co.jp/science/AIC201005070017.html
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