(CNN 5月6日)
アップルが「iPad」を発売した数日後、世界最大規模の
アダルトコンテンツ企業が、アップルストアを介さず、
iPad端末にビデオコンテンツを配信すると発表。
テクノロジーの世界では、新しいコンテンツ基盤を
いち早く取り入れるのは、アダルト産業だと考えられ、
そうした暗黙の了解を裏付ける出来事。
テキサスA&M大学で技術史を教える
ジョナサン・クーパースミス教授は、
「(新技術に関する)アイデア自体は、必ずしもアダルト産業から
生まれるわけではないが、アイデアが実用面でうまくいくには
長い道のりがある」
アダルト産業の実態を把握するのは難しいが、
推計ではオンラインビジネスで、年間10億ドル以上を売り上げ。
初めて映画が登場したのは、1895年。
クーパースミス教授によれば、その2年後、アダルト映画が公開。
ビデオデッキが登場した当時、ハリウッドは海賊版の横行を警戒、
アダルト産業は積極的に商機を見いだしたと、
オーストラリアの研究機関でシニアフェローを務める
オリバー・マーク・ハートウィッチ氏。
常に、新しい技術を積極的に取り入れてきたのは、
既存の領域では自由に活動できないことが多いためで、
コンテンツを利用者に提供するため、新たな方法を模索する
必要がある、とコンテンツ提供者は指摘。
アダルトコンテンツは、製品1点あたりの収益性が高く、
資金力を生かして、新技術への投資を進めることができる特徴。
iPad向け配信を発表した事業者では、人工知能を使った
コンテンツ開発に関心を寄せている。
将来的に、コンテンツ視聴者と登場人物が、
双方向でやり取りをする方法を考えたい。
http://www.cnn.co.jp/business/AIC201005060029.html
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